少年相撲「白鵬杯」開催「君たちは日本の宝」　

　大相撲の横綱白鵬の呼び掛けで実現した日本、モンゴル、韓国の親善交流少年相撲大会「第２回白鵬杯」が１８日、堺市の大浜相撲場で行われ、約５００人の小中学生が熱戦を披露した。

　名誉会長を務めた白鵬は、目の前で続く子どもたちの熱気あふれる取組を、手をたたきながら優しい笑みを浮かべて見つめた。団体戦は日本が制し、閉会式では「素晴らしい取組を見せてくれた。君たちは日本の宝」とあいさつした。

　角界は八百長問題などに揺れた１年だったが、この日は子どもたちの笑顔に癒やされた様子で「こういう日が来るのを信じていた」。母国モンゴルチームが準優勝し「輝かしい成績を残してくれた。我慢強さやあきらめないことを人生に生かしてほしい」と話した。