内村 五輪代表決定で「にやけが止まらなかった」

[ 2011年12月16日 20:18 ]

ロンドン五輪代表決定の喜びを語る体操男子の内村航平

 体操のロンドン五輪男子代表に決まった内村航平(コナミ)が16日、埼玉県草加市の所属先の体育館で練習公開後に記者会見し「いい知らせに、にやけが止まらなかった。両親もすごく喜んでいた」と前夜飛び込んだ朗報に満面の笑みだった。

 22歳の内村は世界選手権で史上初の個人総合3連覇の実績を評価され、来春の五輪代表選考会を前に異例の早期代表決定となった。「一番のメリットは冬場から五輪の練習ができること」と歓迎。10月の世界選手権団体総合で2位に終わった悔しさを「ロンドンでリベンジし(メダルが)いい色に変わればいい」と意欲を語った。

 この日はあん馬で左手薬指を突き指するアクシデントで練習を中止。「休めという知らせがきたので(来年)1月半ばまで1年の疲れを取りたい」と話し、来年は海外遠征せずに4月の全日本選手権(国立代々木競技場)で五輪イヤー初戦を迎える考えを明らかにした。

 残り4人の五輪代表を争うチームメートも決意を新たにした様子。世界選手権個人総合3位の山室光史は「五輪は特別な試合。すごく出たい」と言い、2008年北京五輪代表の沖口誠や右膝故障から復帰した植松鉱治は正月休み返上で練習することを宣言した。

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2011年12月16日のニュース