真央、亡き母にずっと寄り添い…今後は白紙

[ 2011年12月11日 06:00 ]

フィギュアGPファイナルの会場に掲げられた真央への激励メッセージ

 母・匡子(きょうこ)さん(享年48)の急死から一夜明けた10日、フィギュアスケート女子の10年バンクーバー五輪銀メダリスト・浅田真央(21=中京大)は報道陣の前に姿を見せなかった。

 父・敏治さん(53)がマネジメント会社を通じて発表したコメントによると、匡子さんの死を受け止めて、気丈に振る舞っているという。23日には全日本選手権(大阪・なみはやドーム)が開幕するが、今後については白紙。なお匡子さんの葬儀・告別式は近親者のみで行われる。

 匡子さんの急死から一夜明けたこの日、名古屋市内にある、浅田の自宅はひっそりと静まりかえっていた。数人の来客があったものの、浅田本人が姿を見せることはなかった。マネジメント会社の担当者は「(浅田が)どこにいるかは言えませんが、お母さんと一緒にいます」と話し、最愛の母にずっと寄り添っていることを明かした。

 午後には父・敏治さんがマネジメント会社を通じてコメントを発表した。浅田と姉・舞の様子については「母のやすらかに眠っているような顔を見て、やっと苦しかった闘病生活が終わったことを自分たちなりに納得し、今は気丈にしています」と説明した。マネジメント会社の担当者も「(浅田は)今はだいぶ落ち着いています」と話しており、冷静さを取り戻しているもようだ。

 GPファイナル出場のために、カナダ・ケベックに遠征していた浅田は、匡子さんの容体が急変したとの連絡を受けて8日に緊急帰国。だが日本に向かっている最中の9日早朝、匡子さんは肝硬変のため、名古屋市内の病院で息を引き取った。

 9日午後7時すぎに中部国際空港到着後、浅田は病院に直行。亡き母と無言の対面を果たした。そして、家族とともに自宅に戻っていた。成田空港到着時には目に涙を浮かべるなど、大きなショックを受けていることは明らかだった。

 葬儀・告別式は、匡子さんの希望により近親者のみで行われる。「本来なら、故人が生前お世話になった皆さまにも最後のお別れをさせていただかなければならないところ、誠に勝手ながら生前からの故人の強い希望で、葬儀は家族だけで執り行わせていただきます」と敏治さんはコメントしている。

 浅田は、週明けにもマネジメント会社を通じ、コメントを発表する予定だ。その後、本人が会見を開く可能性もあるという。23日に開幕する全日本選手権の出場についてマネジメント会社の担当者は「まだ本人と話をしていないし、話せる状況でもない」と説明。別の関係者も「全日本を含めて今後は一切、白紙」とした。大きな悲しみを乗り越えて、浅田がリンクに戻ってくるのはいつになるのか。天国の母はきっと、その日を待っているはずだ。

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