川上、世界銅破った!初優勝で五輪代表名乗り

[ 2011年12月11日 06:00 ]

<男子81キロ級>決勝戦でギヘイロ(右)に逆転一本勝ちした川上(左)は喜び爆発

柔道グランドスラム東京大会第2日

(12月10日 東京体育館)
 男子81キロ級決勝で初出場の川上智弘(21=国学院大)が世界選手権銅メダルのレアンドロ・ギルエイロ(ブラジル)に一本勝ちし、初優勝。ロンドン五輪代表争いに名乗りを上げた。同73キロ級では昨年の世界王者・秋本啓之(25=了徳寺学園職)が今年の王者・中矢力(22=東海大)を撃破し、優勝。女子57キロ級でも昨年女王の松本薫(24=フォーリーフジャパン)が決勝で今年Vの佐藤愛子(28=了徳寺学園職)を下し、代表争いがさらに白熱してきた。

 有効をリードされた川上が、ギルエイロの背中を持つ。残り1分10秒。嫌がり、下がる相手を上体からねじ伏せるように倒しての、逆転の一本勝ち。大会前まで世界ランク65位だった21歳は「ランクが上の選手にも、勝てないわけじゃないと思っていた」と目を見開いて笑みを浮かべた。

 今大会最多43人がエントリーした81キロ級は、日本にとっての「アキレス腱」だ。五輪、世界選手権を通じて優勝は00年シドニー五輪の滝本誠だけ。今年の世界選手権も表彰台を逃した。そんな中で抜てきされたのが、8月のユニバーシアードで優勝した川上だった。世界選手権は「テレビも見なかった」男にチャンスが転がり込んだ。

 この大会まで2大会に出場し2位と5位。それでも篠原信一監督は「負け方が悪くなかった」と振り返り「これで少し抜け出してきた」と大きな期待を懸ける。これで世界ランクは五輪出場権圏内の22位に迫る、24位に浮上。得意の足技を生かすため、昨年から背負い投げをマスターし急成長した川上は「別次元だと思っていたロンドン五輪が近づいた感じがする」と言葉に力を込めた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「卓球」特集記事

2011年12月11日のニュース