真央の分も…明子、SP2位!伝統“私が守る”

[ 2011年12月11日 06:00 ]

女子SPで2位につけた鈴木明子

フィギュアスケートGPファイナル第1日

(12月9日 カナダ・ケベック)
 浅田真央(21=中京大)の欠場により5人で争われた女子ショートプログラム(SP)で、鈴木明子(26=邦和スポーツランド)は61・30点で2位につけた。冒頭の2連続3回転ジャンプが3回転―2回転となったが、その後は手堅くまとめ、トップのカロリナ・コストナー(24=イタリア)に5・13点差に踏みとどまった。男子SPは羽生結弦(17=宮城・東北高)が79・33点で4位、高橋大輔(25=関大大学院)は76・49点で5位だった。

 演技を終えた鈴木の表情は達成感で満たされていた。果敢に挑戦した大技は失敗したものの、2位スタート。浅田の欠場で、唯一の日本女子選手となった分、周囲の期待も増したが、堂々とした演技で応えた。

 あえて大舞台で挑んだ。11月のNHK杯で初めて決めた2連続3回転ジャンプはトーループ―トーループ。今回は難度が高く、練習でも1週間前に成功し始めたばかりというフリップ―トーループに変えた。結果は最初の3回転フリップで着氷が乱れ、続くトーループは2回転が精いっぱい。それでも「一歩を踏み出さないと。次につながる」と後悔はなかった。

 ミスがあっても好位置につけたのは「気持ちの立て直し」ができたからだ。残り2つのジャンプを決め、3つのスピンは全て最高難度のレベル4。26歳のベテランは持ち味のタフさ、そつのなさを発揮した。

 この日の朝、浅田の母親の悲報を耳にした。「彼女も滑りたかったはず」と帰国した21歳の心中を察し、涙があふれた。だが「きちんと整理して滑ろう。今の自分の役割は滑ること」と言い聞かせて臨んだ演技は心の動揺を感じさせなかった。

 1位のコストナーとは5・13点差がついたが、2位から4位まではだんご状態だ。03年以降、日本女子勢は05、08年を制した浅田ら必ず1人以上が表彰台に上がってきた。世界女王の安藤が今季休養し、エースの浅田も不在とはいえ、ここで伝統を途切れさせるわけにはいかない。3位だった2年前の大会に続く表彰台が懸かる約4分間のフリーへ、鈴木は「気持ちを切らさずやることがキーポイント」と言って、気合を入れ直した。

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