選手たちも浅田への思い胸に…涙のコストナー「言葉がない」

[ 2011年12月10日 08:56 ]

フィギュアのGPファイナルの会場に掲げられた浅田真央のバナー

 フィギュアスケートの浅田真央(中京大)が母親、匡子さんの急死で欠場したグランプリ(GP)ファイナルが9日、カナダのケベックで開幕し、選手たちが口々に哀悼の意を表した。

 浅田と同じ愛知県出身の鈴木明子(邦和スポーツランド)は女子ショートプログラムの演技後、「彼女はここで滑りたかったはず。代わりに滑ることはできないが、今の自分の役割は滑ること」と目を涙で潤ませ、声を震わせた。

 昨季の世界選手権でも浅田と競ったイタリアのカロリナ・コストナーは「言葉がない」と涙を流し、ロシアの14歳、エリザベータ・トゥクタミシェワ選手も「とても残念。立ち直り、力強くカムバックしてくれることを願っている」と話した。(共同)

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