「滑りたかったはず…」鈴木 真央の心中を察し涙

[ 2011年12月10日 08:06 ]

女子SPで2位につけた鈴木明子の演技
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フィギュアスケートGPファイナル・女子ショートプログラム

(12月9日 カナダ・ケベック)
 鈴木明子は冒頭の2連続3回転ジャンプで失敗したが、その後は手堅くまとめて2位スタート。11月のNHK杯で初めて決めたものより難度が高く、練習でも1週間前に成功し始めたばかりという2連続3回転ジャンプは、最初の3回転フリップで着氷が乱れ、続くトーループは2回転が精いっぱい。それでも「一歩を踏み出さないと。次につながる」と後悔はなかった。

 この日の朝、浅田の母親の悲報を知った。「彼女も滑りたかったはず」と帰国した21歳の心中を察し、涙があふれた。だが「きちんと整理して滑ろう。今の自分の役割は滑ること」と言い聞かせて臨んだ演技は心の動揺を感じさせなかった。

 3位だった2年前の大会に続く表彰台を目指す。フリーへ「気持ちを切らさずやることがキーポイント」と目を向けた。(共同)

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