藤田「奇跡に近い」連覇で生涯獲得賞金10億円突破

[ 2011年12月5日 06:00 ]

2年連続優勝を決め、仲間から胴上げされる藤田

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ最終日

(12月4日 東京都稲城市 東京よみうりカントリークラブ=7016ヤード、パー70)
 藤田が大会史上15年ぶり5人目となる連覇を果たした。6、17番のパー5でともに15メートルを沈めてイーグルを奪うなど64をマーク。谷口が最終ホールで1メートルを外してプレーオフに突入すると、18番パー3でのプレーオフ2ホール目で確実にパーセーブし、勝負を決めた。

 最終戦での今季初勝利に「99%谷口さんのゲームだと思っていた。自分に流れが全て来た。奇跡に近い。一つ勝って終わるのは気分が違う」と笑顔を見せた。今季海外メジャー4試合全てで予選落ちした屈辱を力に変えた。「打ちのめされたけど、また海外で戦いたいと思った。もっと自分を高めたい」と飛距離アップを目指して体を鍛え、スイングも試行錯誤を続けている。

 この優勝で生涯獲得賞金も8人目となる10億円を突破。「新しいトレーニング器具を買えますね」。ベテランの目はもう来季に向けられていた。

 ▼4位・松村道央 今年は優勝できなかったのが悔いが残る。最後の5ホールでバーディーが取れなかったのが痛かった。(4バーディー、66)

 ▼5位・宮里優作 アイアンが全然、ダメだった。前半戦で良くない中で日本シリーズまでこぎつけたのは良かった。(ツアー初優勝はお預け)

 ▼25位・池田勇太 調子を落とし、試合に出たくないと思ったこともあったが、最後の最後で自分を表現できた。来年はアジアの試合に出ることも考えている。(苦しみながら最終日に66)

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2011年12月5日のニュース