東京五輪招致に秋元康氏 AKB48で国内支持アップ?

[ 2011年11月29日 06:00 ]

AKB48のメンバーと、20年東京五輪招致活動をサポートする評議会メンバーに選ばれた秋元康氏(前列中央)

 20年夏季五輪招致を目指す東京五輪招致委員会は28日、東京都庁で理事会を開きアドバイザー的な役割を果たす評議会メンバー64人を承認した。政財界、スポーツ界のトップが名を連ねる中、アイドルグループ「AKB48」の総合プロデューサーを務める作詞家の秋元康氏(55)もメンバー入り。関係者は招致関連イベントへの参画も示唆し、国内支持率アップの“切り札”として期待を込めた。

 事務総長に就任した元外務省外務審議官の小倉和夫氏が「開催理念は大事だが、スポーツ界だけが盛り上がっても(国民には)見えてこない。PRの問題がある」と五輪招致の問題点を指摘した第1回の評議会。目玉はずばり、AKBの総合プロデューサー・秋元氏の存在だ。招致委員会理事会の水野正人専務理事は「ムーブメントを起こして、(国内の)支持率をアップさせたい」と狙いを説明した。

 16年夏季五輪招致の失敗の理由として真っ先に挙げられたのが、五輪開催に対する国民の支持率の低さだった。08年1月、国際オリンピック委員会に申請ファイルを提出した際には、支持率は立候補都市の中で最低の59%。「1回目は決してオールジャパン態勢が取れていたわけではなかった」(水野専務理事)反省が、秋元氏の起用という答えに結びついた。

 評議会は実働部隊となる招致委員会理事会のアドバイザー的な存在で、新たに設置された組織。オールジャパン態勢をアピールする今回の活動の目玉とも言える。理事会メンバーの1人は「お忙しい方ばかりなので、小倉事務総長が個別にアドバイスを頂くのでは」としたが、秋元氏には「招致活動に関して入ってもらうイベントもあるでしょう」と言及し、AKB登場に期待を込めた。

 18年冬季五輪招致に成功した平昌(ピョンチャン)(韓国)は90%を超える国民の支持率が話題になったばかり。第1回会合を欠席した秋元氏がどういうアドバイスを行うかは未定だが、今年10月までに発売された4曲が100万枚を超える大ヒットとなるなど人気絶頂のAKB登場となれば関心の低い若者世代へのアピール力は計り知れない。バクー(アゼルバイジャン)、ローマ、ドーハ(カタール)、イスタンブール(トルコ)、マドリードとの招致合戦を制し、20年五輪を“フライングゲット”となるか、カギを握る存在となりそうだ。

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