王さん、秋元康氏も…東京五輪招致委、組織固まる

[ 2011年11月28日 20:01 ]

 2020年夏季五輪の東京招致委員会は28日、東京都庁で理事会を開き、政財界などの要人を集めた「評議会」のメンバーを承認し、13年9月の開催都市決定へ向けて活動する組織の骨格が固まった。新事務総長にフランス大使や国際交流基金理事長を歴任した小倉和夫氏が就任し、水野正人事務総長は専務理事に役職変更となった。

 理事会を後方支援する評議会は64人の大所帯となった。会長に石原慎太郎東京都知事、最高顧問に野田佳彦首相、副会長に森喜朗元首相、米倉弘昌経団連会長、岡村正日本商工会議所会頭らが就任。委員には「AKB48」をプロデュースした作詞家の秋元康氏やプロ野球の王貞治氏ら各界の大物が起用された。「復興五輪」を掲げ、岩手、宮城、福島各県知事も委員に名を連ねた。

 第1回の評議会後に記者会見した小倉事務総長は「五輪とは五つの輪。政界、官界、経済界、スポーツ界、文化界の力を結集し、国内世論と国際世論に働き掛けていきたい」と意欲を語った。

 20年五輪招致には東京、ローマ、マドリード、イスタンブール(トルコ)バクー(アゼルバイジャン)ドーハ(カタール)の6都市が立候補している。

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2011年11月28日のニュース