男子は河野連覇　女子は鈴木初Ｖ／江東シーサイドマラソン

　第３１回江東シーサイドマラソン大会（スポーツニッポン新聞社後援）は２７日、東京都江東区の夢の島競技場を発着点に４４０７人がエントリーして行われた。メーンのハーフマラソン一般男子は河野陽一（２８＝ＪＰ日本郵政グループ東京）が１時間１１分１３秒で２連覇、同一般女子は鈴木美沙都（２８＝江東区健康スポーツ公社）が１時間２２分２７秒で初優勝した。両選手には最優秀選手賞としてスポニチ杯が贈られた。

　＜ハーフ一般男子＞地元・江東区出身の河野が圧巻の２連覇。前回覇者に与えられるゼッケン１番をつけ、序盤の５キロすぎからトップの座を守った。「（ゼッケン１番の）重みが凄くて、プレッシャーがあった」と振り返ったが、２位に２分３９秒差をつける余裕の走りを披露した。所属するＪＰ日本郵政グループ東京の一員として今月３日の東日本実業団対抗駅伝に出場したが、チームは１８位。来年１月１日のニューイヤー駅伝（スポニチ後援）への出場権獲得はならなかった。「アンカーを任されたが、とても悔しかった」と発奮し、地元のレースで見事に結果を出した。

　＜ハーフ一般女子＞初優勝を飾った鈴木は「スタートでもたついたが、男子選手に引っ張ってもらった」と会心の笑みを浮かべた。１０キロすぎに先頭に立つと、同時開催の男子の部の選手とともにペースを上げ、トップでゴール。群馬・前橋女高で本格的に陸上を始め、金沢大、筑波大大学院、実業団のアルビレックス新潟でも競技を続けてきた。今春から江東区健康スポーツ公社の職員として勤務しており“地元”で結果を出した。今後は来年３月の名古屋ウィメンズマラソンでフルマラソンに挑む。

　【ハーフマラソン】▽一般男子　（１）河野陽一１時間１１分１３秒（２）塚本章夫１時間１３分５２秒（３）大沢智寛１時間１５分２３秒（４）田中友樹１時間１５分３１秒（５）菊池宏１時間１５分３９秒▽壮年男子　（１）渡辺一昭１時間２２分３６秒（２）青柳智１時間２３分４４秒（３）毛塚敏男１時間２４分７秒（４）石井正人１時間２４分４１秒（５）三品恵一１時間２５分５８秒▽一般女子　（１）鈴木美沙都１時間２２分２７秒（２）松原いづみ１時間２３分５秒（３）阿部三千代１時間２６分５４秒（４）酒井真里１時間２７分１０秒（５）高橋葉子１時間３１分３７秒▽壮年女子　（１）福成美樹子１時間３９分２８秒（２）金子美保子１時間４０分１９秒（３）塩垣久美子１時間４１分４０秒（４）木村貴美子１時間４２分１９秒（５）松尾京子１時間４３分１２秒

　【１０キロ】▽一般男子　（１）大熊啓史３１分３２秒（２）林智剛３２分４５秒（３）加藤将３３分２３秒（４）佐野和幸３３分５５秒（５）伊藤拓也３４分１６秒▽壮年男子　（１）大矢敏夫３５分３１秒（２）鈴木通弘３６分５４秒（３）志水武司４１分１７秒（４）菊原敏明４１分４８秒（５）関誠４１分５４秒▽一般女子　（１）谷万理子４１分３２秒（２）鈴木亜希４２分２秒（３）渋谷由香子４３分３８秒（４）中田直子４４分４２秒（５）本沢智子４６分８秒▽壮年女子　（１）遠藤章子４４分３７秒（２）有田節子４５分３９秒（３）香取正子４７分４３秒（４）栗林由美子４９分５２秒（５）青砥美智子５０分３９秒