直近10勝での大関昇進は初代貴ノ花以来

[ 2011年11月28日 06:00 ]

大相撲九州場所千秋楽

(11月27日 福岡国際センター)
 直近の場所が10勝で大関に昇進したのは、1場所15日制以降では稀勢の里で4例目。55年秋場所の初代・若乃花(直近3場所=28勝15敗2分け)、66年名古屋場所の北の富士(同28勝17敗)。72年秋場所の初代・貴ノ花(同33勝12敗)。

 直近3場所で優勝せず、32勝以下で大関になったのは85年名古屋場(合計31勝)の大乃国以来。稀勢の里は最近では異例の昇進。

 ▼放駒理事長(元大関・魁傑) 相性が悪いね。相四つだから。私より本人が勝ちたかったんじゃないか。下に取りこぼしが少ないし安定しているが横綱、大関との対戦成績がもう少し上がってくれたらね。白鵬に連勝するんだから実力はあるのだから。

 ▼中村審判部副部長(元関脇・富士桜) 審判部全体としては反対はなかった。横綱にも続けて勝っているし安定している。ただ最後は勝ってほしかった。

 ▼三保ケ関審判部副部長(元大関・増位山) 相撲を評価した。3場所に限らず勝ち星を挙げている。危ない相撲もあったがそれでも勝っているのだから。

 ▼藤島審判委員(元大関・武双山) われわれは玄人。彼の内容がどれだけいいかは分かっている。ただの白黒だけじゃなく、胸に伝わってくるものがある。

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2011年11月28日のニュース