琴奨菊　ご当地場所で１１勝「満足している」

大相撲九州場所千秋楽

（11月27日 福岡国際センター）
　琴奨菊は稀勢の里を渡し込み“先輩大関”の意地を見せた。右を抱え込んで圧力をかけ、左をねじ込む。最後は同世代のライバルの足を取る執念で勝ちをもぎ取り「いろんなことを考えないで当たれる相手。勝ち負けではないところで戦えた」と満足げだった。

　新大関として臨んだご当地場所で１１勝を挙げ「一気に疲れが出て４連敗したけど、満足しています」。来年初場所は日本人大関が２人となるが「一緒に頑張って、盛り上げて行きたい」と外国勢全盛の土俵に風穴を空けることを誓った。