稀勢の里昇進は千秋楽に判断…「10勝でも大関」の意見も

[ 2011年11月25日 21:01 ]

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は25日、九州場所13日目で4敗目を喫した関脇稀勢の里の大関昇進問題について「全部取り終わってからの話だ。後は審判部が判断するだろう」と述べ、千秋楽(27日)に判断することを明言した。

 稀勢の里は2場所前から10、12勝の成績を残してきたが、大関昇進の目安とされる3場所合計33勝に乗せるためには、残り2日間を連勝しなければならない。ここまでの相撲内容を高く評価する放駒理事長は「私としては大関になってほしい」と強い口調で激励した。

 昇進問題を預かる審判部の中村副部長(元関脇富士桜)は打ち出し後、「とにかくあと2日だ。頑張るしかない」と話した。協会執行部や審判部からは稀勢の里の地力や将来性に期待し、「33勝という数字にこだわる必要はない。10勝でもいいのではないか」という意見も浮上している。

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2011年11月25日のニュース