白鵬が21度目の優勝「気持ち的に余裕はありました」

[ 2011年11月25日 18:06 ]

大相撲九州場所で21度目の優勝を果たし、タイを掲げ笑顔を見せる横綱白鵬

 大相撲九州場所13日目は25日、福岡市博多区の福岡国際センターで行われ、東横綱白鵬(26)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が大関琴欧洲を下手投げで下して初日から13連勝とし、千秋楽を待たずに2場所連続21度目の優勝を決めた。

 優勝21回は22回の貴乃花に次ぐ史上6位で、九州場所は5連覇。白鵬の13日目での優勝決定は昨年夏場所以来3度目で、1場所15日制では千代の富士の4度に次いで単独2位となった。残り2日で双葉山、大鵬の8度を超える9度目の全勝優勝を目指す。

 関脇稀勢の里は大関把瑠都に寄り切られて4敗目を喫し、大関昇進の目安となる直近3場所で33勝にはもう負けられない状況となった。把瑠都は9勝目。新大関琴奨菊は大関同士の一番で日馬富士の下手投げに屈し、9連勝の後、4連敗。日馬富士は勝ち越した。

 十両は勢が1敗で単独トップを守った。

 ▼白鵬の話 (13日目で)気持ち的に余裕はありました。(豪快な投げは)脇が開いたので飛び込んで、思い切ってやりました。ことしはいろいろとあったけど全勝(優勝)はない。あれこれ考えずに自分の相撲を取り切るだけ。

 ▼放駒理事長(元大関魁傑)の話 白鵬は抜群の安定感だ。危ない相撲なんてなかった気がする。ただもっと肉薄する力士が出てきてほしい。誰でもいい。

 ▼中村審判部副部長(元関脇富士桜)の話 もうちょっと周りの人が頑張って(優勝争いを)盛り上げてほしい。まあ(白鵬に)ついていけないんだろう。

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