前回優勝の水谷 初戦敗退に「半分の力しか出せなかった」

[ 2011年11月25日 10:07 ]

卓球のプロツアー・グランドファイナルの男子シングルスで初戦敗退した水谷

 卓球のロンドン五輪テスト大会を兼ねたプロツアーのグランドファイナルは24日、ロンドンで開幕し、男子シングルスで前回優勝の水谷隼(明大)は格下の荘智淵(台湾)に3―4で競り負け、岸川聖也(スヴェンソン)も世界王者の張継科(中国)に2―4で敗れた。今大会はプロツアーのランク上位選手らが出場している。

 接戦を落として1回戦で散った水谷は「いつもより半分の力しか出せなかった。競り合ってから集中しても手遅れだった」と悔やんだ。
 日本勢初の優勝を果たした昨年は中国勢が不在。真価が問われる今大会は準々決勝で世界ランク1位の馬龍(中国)と対戦するチャンスがあっただけに「最近は格下と競る試合が多くなった」と嘆き節もこぼれた。
 
 打ち合いでの力負けにショックは隠せない。「バックハンドが他の選手より劣っている。上達しないと厳しい」と危機感を募らせた。

 ▼水谷隼の話 いつもより半分の力しか出せなかった。バックハンドが他の選手より劣っているので、もっと上達しないと厳しい。

 ▼岸川聖也の話 いい試合ができたという思いもある。五輪の会場はやりやすかったし、(本番より)先に試合ができてよかった。(共同)

続きを表示

2011年11月25日のニュース