日本男子 粘るも開幕4連敗…11位に転落

[ 2011年11月25日 06:00 ]

<日本―セルビア>第4セット、スパイクを決められ、ボールを見送る石島(左から2人目)、山本(中央)ら

バレーボールW杯男子第4日 日本2-3セルビア

(11月24日 阪市中央体育館)
 世界ランク18位の日本は、同5位のセルビアに2―3で敗れ、開幕4連敗で11位まで転落した。日本は不調のエース清水邦広(25=パナソニック)を下げるなどしてフルセットまで粘るも、“世界の大砲”イバン・ミリュコビッチ(32)を中心とした攻撃力を止められず、欧州王者にねじ伏せられた。

 初勝利を期待した大歓声は、一気にしぼんだ。欧州王者のセルビアにフルセットまで食らいつくが、またも勝負弱さを露呈。植田監督は不調のエースの清水に「自分のプレーだけをしている時期は終わった。周りを生かして、チームを乗せられるように。もう若手ではないのだから」と苦言を呈した。

 この日は第2セット途中でエースを交代させた。第1セットですでに福沢も下げ、セッターの宇佐美主将もこの日は出番なし。リズムを変えるために苦肉の策を打たなければならない状況だったが、皮肉にもここからチームは機能した。

 交代して入った33歳で代表最年長の山本が、13得点と攻守で活躍。山本は「外から見ていてサーブミスでリズムを悪くしている」と読み取り、2セットを巻き返す要因になった。結局はセルビアの攻撃力を封じ込められなかったが、全員の力で初勝利を目指すしかない。

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2011年11月25日のニュース