イタリア　３位以内確定で五輪出場権獲得

　３位までがロンドン五輪出場権を得るバレーボールのワールドカップ（Ｗ杯）女子大会第９日は１６日、東京・国立代々木競技場などで行われ、首位イタリアはドイツに３―２で逆転勝ちし、９戦全勝の勝ち点２５で３位以内が確定したため、五輪出場権を獲得した。米国は中国に３―２で競り勝ち、８勝１敗の勝ち点２３で２位を守った。中国は６勝３敗の同２０で３位。

　０―２の劣勢をはね返してロンドン五輪出場を決めたイタリアの選手たちはコート上で歓喜の輪を作った。バルボリーニ監督は「今までで最も素晴らしい試合の一つだった」と、勝利への執念を最後まで見せたチームをたたえた。

　ベテランの司令塔ロビアンコも「ゲームの途中でうまく守備を立て直せた」と満面の笑み。優勝を争う相手も米国にほぼ絞られ、１７日の直接対決が注目される。