猫ひろし 五輪切符に近づけず「これが自分の実力 また挑戦」

[ 2011年11月16日 12:08 ]

東南アジア大会の男子マラソンで力走するカンボジア国籍を取得したタレントの猫ひろし

 ロンドン五輪の男子マラソンに出場を目指し、カンボジア国籍を取得したお笑いタレントの猫ひろし(34)が16日、インドネシアのパレンバンで行われた「東南アジア競技大会」に出場、五輪出場を決定的にする2時間31分台のタイムでのゴールできなかった。

 猫のタイムは2時間37分39秒で5位の成績。カンボジアにヘム・ブンティン(25)が2時間31分台の記録を持っており、猫はこの大会で記録を塗り替えて、五輪出場に大きく前進したかったが、自己ベストを10秒更新したものの、31分台には遠かった。

 レースは高湿度の厳しい条件下で行われ、猫はスタート直後、先頭から遅れた。後半は何とか盛り返したが「調子は良かったが、目標に届かなかったのは自分の実力。残念」と猫。五輪代表入りは未定だが「また挑戦します」と諦めず、来年カンボジア国内で行われる競技会に出場する予定。

 猫の記録は五輪参加標準記録Bの2時間18分0秒にも及ばないが、1つの国・地域で陸上のどの種目も標準記録を破れなかった場合は男女1人ずつどれかの種目に出場できる「特例」がある。ただ、ほかの陸上種目で標準記録に達する選手が現れたら、出場できなくなる。

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