調子落ち気味の松山 「セベの手紙」で奮起

[ 2011年11月16日 06:00 ]

池田勇太(右)と談笑する松山英樹

 松山がセベからの手紙を励みに大会最年少優勝に挑む。ダンロップ・フェニックスは17日に宮崎・フェニックスCCで開幕。先週の三井住友VISA太平洋マスターズでツアー初優勝を飾ったアマチュアの松山英樹(19=東北福祉大2年)は15日、18ホールを回ったが不安定なショットに浮かない表情。「調子が落ち過ぎてる。気持ちのテンションも上がらない」とぼやく。

 それでも、今回は力を与えてくれる“アイテム”がクラブハウスの玄関口にある。4月末に故セベ・バレステロス氏からマスターズベストアマを称えて送られてきた手紙だ。届いた直後にバレステロス氏が逝去したとあって、一層かけがえのないものになった。

 今大会に19回も出場(優勝2回)している故人をしのび、今週のクラブハウスにはその手紙やタペストリーが飾られている。「優勝した後にあの手紙を見て、また気合を入れて頑張ろうと思えた」。77年大会に勝ったバレステロス氏の20歳7カ月が大会最年少V記録。「あした練習して、また上位で戦えるようにしたい」と語る19歳8カ月の松山には“セベ超え”もテーマになる。

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2011年11月16日のニュース