NBA労使交渉難航 初の全試合中止危機

[ 2011年11月16日 06:00 ]

 NBA選手会は14日、先にオーナー側が提示していた新労使協定に関する最終修正案の受諾を拒否。組合組織を自主解散し、個人事業主となった選手代表の数人が反トラスト法(独禁法)でオーナー側を提訴する戦術に切り替えた。

 これによりスターン・コミッショナーが語っていた72試合制(10試合減)による12月15日開幕というプランは崩壊。1946年にBAAとして発足したNBAは、創設66年目で初となる「全試合中止」という危機的状況と直面することになった。選手会のフィッシャー会長(レイカーズ)は「未来のNBA選手のためにも重要なことだ」と法廷闘争の意味合いを強調。一方、スターン・コミッショナーは「NBAが冬の時代に入ってしまった」とコメントを残した。

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2011年11月16日のニュース