鈴木「ミス出て動揺」も逃げ切り!今季日本勢初V

[ 2011年11月13日 06:00 ]

GPシリーズ2勝目を飾った鈴木

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦 NHK杯第2日 女子フリー

(11月12日 札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 複雑な笑顔が、安どの笑みに変わった。鈴木が浅田の猛追をしのぎ、09年中国杯以来のGPシリーズ2勝目。今季の日本勢では初勝利。しかも合計185・98点は自己ベストだったが「優勝はうれしいけど、満足いってないので。凄く悔しい」と言葉も表情と同様に揺れ動いた。

 「フリーの方が滑り込めていると思ったのに、いつもミスしないところでミスが出て動揺した」。中盤の3連続ジャンプで最初のループが1回転に。続くルッツも空中でバランスを失った。それでも最後まで粘り強く滑りきり、フリーも全体2位。今季の成長を結果に結びつけた。

 SPでは3―3回転に初めて成功。長久保裕コーチは「3季前から勧めていたけど今季は“いい成績のために”と本人がその気になった。今後が楽しみ」と目を細めた。GPファイナル進出も確実にした26歳は「ショート、フリーといい演技をそろえたい」と言葉に力を込めた。

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2011年11月13日のニュース