ベテラン藤原10年ぶりV「まだやれることを証明」

[ 2011年11月13日 06:00 ]

女子シングルスで10年ぶり2度目の優勝を果たした藤原里華

 テニスのニッケ全日本選手権第8日、東京・有明テニスの森公園で行われ、女子シングルス決勝は第2シードで30歳の藤原里華(北日本物産)が第1シードの瀬間詠里花(フリー)を7―6、6―4で破り、10年ぶり2度目の優勝を果たした。男子シングルス準決勝は第1シードの伊藤竜馬と第3シードの守屋宏紀の北日本物産勢が勝ち上がり、13日の決勝で対戦する。混合ダブルスは篠川智大(JR北海道)田中真梨(フリー)組が初優勝した。

 ベテランの藤原が22歳の瀬間詠を退けた。「まだやれることを証明するには優勝しかなかった。たまらなくうれしい」。第1セットは0―4、第2セットは0―3と劣勢になっても慌てなかった。「腹式呼吸を意識して力を抜いたら、ミスが減ってきた」と試合中にショットを修正した。ここ数年はケガとの闘いもあり、現在は186位。「まだ自分は進化している。ここからが新たなスタート」と、再び世界を目指す決意だ。

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2011年11月13日のニュース