２０２０年五輪東京招致…今年中に開催計画の概要

　２０２０年夏季五輪開催を目指す東京招致委員会の水野正人事務総長は４日、開催計画の概要について「年内にはすべてが基本的にできあがっているつもり（で進める）」と、今年中に策定する考えを示した。

　東京など６立候補都市は、来年２月１５日までに計画の概要を示した申請ファイルを国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）に提出する。水野事務総長は提出期限から逆算しての目安と説明し「基本コンセプトは１１月末ぐらいにはできあがっていなければならない」との見通しを示した。

　開催理念については、東日本大震災からの復興だけではなく「世界中にもいろいろな災害がある。日本だけ（の事情）を言うわけにはいかない」と、海外の大規模災害からの復興も念頭に五輪開催の意義を訴える意向を示した。

　６都市が初めてそろって開かれた招致都市セミナーは４日、終了した。（共同）