山崎 復活の喜びかみしめる「途中で泣きそうに…」

[ 2011年10月30日 16:58 ]

 ロンドン五輪の代表選考会を兼ねた陸上の全日本50キロ競歩高畠大会は30日、山形県高畠町で行われ、日本記録保持者の山崎勇喜(自衛隊)が3時間44分3秒で優勝した。右膝の故障から復帰した27歳の山崎は3大会連続の五輪出場に前進した。

 右膝故障に苦しんだ競歩の第一人者、山崎が復活を印象づけた。50キロのレースは昨年5月のワールドカップ(W杯)以来。序盤から一人旅の展開に「8カ月ほど競歩ができなかった。いろいろなことを思い出し、途中で泣きそうになった」と喜びをかみしめた。

 今回の優勝記録はすでにロンドン五輪代表を決めている森岡の自己記録を上回る好タイム。それでも「まだまだ余力があった。警告が二つ出て慎重に歩いた」と話すなど、3大会連続の五輪出場に大きな手応えを得たようだった。

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2011年10月30日のニュース