サントリー 開幕戦で昨季優勝のパナソニック撃破

[ 2011年10月30日 06:00 ]

トップリーグ第1節第1日 サントリー31―26パナソニック

(10月29日 秩父宮)
 各地で4試合が行われ、9季目のシーズンが開幕した。昨季優勝のパナソニック(旧三洋電機)と対戦した同準優勝のサントリーは31―26で競り勝ち、4季ぶりにリーグ戦初戦をものにした。2季前までサントリーを率いた清宮克幸新監督(44)のヤマハ発動機はNTTコミュニケーションズから7トライを奪う猛攻で55―18と大勝して好発進。リコーと神戸製鋼も4トライ以上のボーナスポイントを獲得し、勝ち点5とした。

 <サントリー 佐々木がMOM>元日本代表フランカー佐々木がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。16―9で迎えた後半開始直後。自チームのキックオフからこぼれ球を拾ってつなぐと、ラックに飛び込まないでライン参加からトライを決めた。今季は新加入した元オーストラリア代表主将のフランカー、スミスと一緒にビデオを見て指導を受けている。佐々木は「頑張りすぎずに無駄に走るなと言われている。ラインに残ったからトライを決められた」と教え通りのプレーに笑顔だった。

 <パナソニック 厳しい“再出発”>新チーム名として再出発したが、初戦を勝利で飾ることはできなかった。9―28の後半13分にWTB北川智の60メートル独走トライを皮切りに一時は2点差まで追い詰めたが、一歩届かなかった。昨季リーグ最少失点の自慢の守備が3トライを許し、北川智は「コミュニケーション不足でトライされた。リーグ戦残りを全勝してプレーオフでサントリーに雪辱したい」と巻き返しを誓った。

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2011年10月30日のニュース