高3アマ比嘉、さすが“大器”暫定9位に急浮上

[ 2011年10月23日 06:00 ]

8番、ロングパットを沈め、パーをキープしガッツポーズの比嘉

女子ゴルフツアー マスターズGCレディース第2日

(10月22日 兵庫県三木市 マスターズゴルフ倶楽部(6458ヤード、パー72))
 6月の日本女子アマを制したアマチュアの比嘉真美子(沖縄・本部高3年)が68で通算イーブンパーに戻し、57位から暫定9位に急浮上した。

 「ラウンドしながら、体の動きを感じ取れた。神経がいろんなところに行き渡っていた」

 プロでさえ苦しむコースをボギーなしで回った18歳の表情が緩んだ。「日本アマで感じた」という集中力が極限に高まった“ゾーンの感覚”が再び体に舞い降りた。前半のインだけで4バーディー。風が吹いた後半は好リカバリーを随所に見せて全てパーでしのいた。

 平均260ヤードという1Wの飛距離に加えて小技も光るとあって“大器”と推す関係者は多い。将来の活躍を見込み、5社前後のマネジメント会社が“争奪戦”を繰り広げている。注目の高校卒業後について、比嘉は「まだ白紙」と話すにとどめる。同じ沖縄出身の宮里美香のように、日本を経ずに米国に挑戦することも視野に入れ、どこでプロの第一歩を踏み出すか熟考を重ねている。

 最終日はミラクルの可能性がある位置で迎えるが「自分のペースでやれば問題ないと思う」とサラリ。何かをやりそうな大物感が漂っている。 

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2011年10月23日のニュース