小塚2位発進…SPで4回転ジャンプ初挑戦も転倒

[ 2011年10月23日 06:00 ]

男子SPのトリプルアクセル着地で、氷に手をつくミスが出た小塚崇彦

フィギュアスケートGPシリーズ第1戦スケートアメリカ第1日

(10月21日 米カリフォルニア州オンタリオ)
 GPシリーズが開幕し、男子ショートプログラム(SP)で昨季世界選手権銀メダリストの小塚崇彦(22=トヨタ自動車)は4回転ジャンプで転倒するなどミスが出て、70・69点の2位発進となった。GP3戦目で初の表彰台を狙う村上大介(20=陽進堂)が自己ベストを更新する70・67点で3位。世界選手権4位のミハル・ブレジナ(21=チェコ)が79・08点で首位に立った。

 演技冒頭の4回転ジャンプ。今季からSPにも組み込む大技はやや回転が足りず、着氷で尻もちをついた。続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でも氷に手をつくミスが出た。トップのブレジナに8・39点後れを取る2位スタート。だが、小塚の表情に焦りの色はなかった。

 「いつかはやらなきゃいけなかった。越えなければいけないところ」と大技の失敗を前向きに捉えた。4回転はこれまでフリーでは跳んでも、出遅れが許されないSPでは避けてきた。銀メダルを獲得した4月の世界選手権では優勝したチャン(カナダ)がSPとフリーで計3度も成功し、20点以上の大差を付けられた。頂点を狙うためには不可欠な要素と捉えている。逆転を狙うフリーへ「気持ちを切り替えてやる」と落ち着いていた。

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2011年10月23日のニュース