立て続けにミス 小塚「越えなければいけないところ」

[ 2011年10月22日 13:17 ]

男子SPで2位につけた小塚崇彦の演技

GPシリーズ第1戦 スケートアメリカ

(10月21日 米カリフォルニア州オンタリオ)
 軽快なジャズに乗り切れなかった。小塚はSPでは初めて試みた冒頭の4回転ジャンプで転倒し、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も着氷で手をついた。終盤こそ華のあるステップで観客を魅了したが、演技を終えるとため息交じりに苦笑いを浮かべた。

 小塚は「ちょっと残念だが(SPで)いつかは4回転をやらなきゃいけなかった。越えなければいけないところ。ジャンプあっての表現力だから。気持ちを切り替えてフリーに臨みたい」と、なんとかミスを忘れようとしていた。

 4月の世界選手権で獲得した銀メダルに満足せず、今季は新たな境地を求める。SPはバンクーバー冬季五輪の女子で金メダルに輝いたキム・ヨナ(韓国)も手掛けてきたデービッド・ウィルソン氏に初めて振り付けを依頼。名振付師とのプログラム作りは新鮮な驚きの連続だったという。

 「優勝を目指して練習してきた」と言う初戦は会心の滑り出しとはいかなかったが、プログラムを成熟させていくのはこれからだ。(共同)

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2011年10月22日のニュース