アーチェリーの腕前も横綱級!白鵬「五輪出たい」

[ 2011年10月22日 06:00 ]

真剣な表情でアーチェリーに挑戦する白鵬

 大相撲の横綱・白鵬(26=宮城野部屋)が21日、東京都江戸川区総合体育館でアーチェリーに初挑戦し“横綱”級の腕前を披露した。まずは5メートルからスタートし、いきなり7点の赤に命中させると10メートルでは6本目にど真ん中の10点にズバリ。これで気を良くしたのか「30メートルを打ちたい」と初心者では練習しない距離に挑み、何と2回目で10点を射抜いてしまった。

 ガッツポーズで大喜びするその姿にアーチェリー関係者も驚きを隠せない様子。指導した競技歴26年の小杉理加さん(江戸川区アーチェリー協会)は「初心者は5メートルで一日が終わるのに横綱はのみ込みが早い。あの10点は本当に凄い」と感心しきり。小杉さんとの勝負は、11―56と完敗だったが「足腰のバランスや力を抜くところなど相撲に通じるものもある」と満足げに話した。

 今月3日にテレビで近代五種の特集を見たのがきっかけで五輪に興味を持ち「射撃とかアーチェリーで出てみたい」と語ったことを聞いた関係者の手配で、今回の挑戦が実現。その魅力にとりこになった横綱は「引退したら日の丸背負って五輪に出たいという気持ちが強まりました」とまじめな顔で話していた。

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2011年10月22日のニュース