豪州再逆転3位 21歳オコナーPG大当たり

[ 2011年10月22日 06:00 ]

<豪州・ウェールズ>前半、先制トライを決めるバーンズ

ラグビーW杯3位決定戦 オーストラリア21―18ウェールズ

(10月21日 イーデンパーク)
 3位決定戦が21日にニュージーランド北島オークランドのイーデンパークで行われ、オーストラリアがウェールズに21―18で勝った。オーストラリアは後半9分に逆転されたが、WTBジェームズ・オコナー(21)の同14、18分の2PGで再びリード。終盤にトライを加え、逃げ切った。第1回大会の3位決定戦でオーストラリアを下したウェールズは6大会ぶりの3位を逃した。

 21歳のオコナーが奮闘して3位の座をつかんだ。後半9分に7―8と逆転されたが、チーム最年少は14分に正面やや右41メートル、18分に正面やや左35メートルのPGを決めた。試合終盤には自陣からのビッグゲインでNo・8マカルマンの決勝トライのきっかけをつくった。

 チームはピンチを迎えた。前半10分にFBビール、12分後に大黒柱のSOクーパーが相次いで負傷交代。ロック、ホーウィル主将が「戦術を変更せざるを得なかった」と密集戦を挑むウェールズに苦しんだ。オコナーが敗戦の危機を救った。

 08年に18歳126日でオーストラリア史上2番目の若さで代表キャップを獲得。両親はニュージーランド、祖父母は南アフリカ出身でラグビー王国のDNAを持つ。3位決定戦の先発メンバーの平均年齢は24・9歳。オコナーは「4年後はエリス杯を掲げたい」と次回15年イングランド大会で3度目の優勝を狙う。

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2011年10月22日のニュース