遼 今季初Vお預けも…義援金1億円突破!

[ 2011年10月10日 06:00 ]

9年ぶりの優勝を決め、子どもに祝福される久保谷(右)を見つめる石川

キヤノン・オープン最終日

(10月9日 神奈川・戸塚CC西コース=7168ヤード、パー72)
 石川は昨年に続いて優勝を逃した。最終日の観客は1万9926人で今季ツアー最多。ギャラリーの大半が石川の優勝を期待したが、4バーディー、4ボギーとスコアを伸ばせずじまい。「3番で昨年は横田さん、今年は久保谷さんがイーグル。優勝する選手は持っていると思った」と2年連続で目の前でスーパーショットを見せつけられ、逃げ切りを許した。

 今大会は練習時間のほとんどをドライバーショットに割いた。4番では、バンカーからの第2打がグリーンを大きくオーバーしボギーとするなど小技で苦戦。「力を入れているドライバーの出来は良かったが他のクラブは手つかず」だったのが響いた。

 今季は海外メジャーを含む獲得賞金全額と、バーディー以上で1個につき10万円を被災地への義援金にする。5位に入りその合計が1億円を突破した。(賞金7584万5728円、バーディー基金2540万円)「もっと早く到達できた。思うような結果が出ずにもどかしい気持ちもある。残り試合でさらに1億円を積み重ねたい。優勝争いを毎週重ねればいつか勝てると思う」と気持ちを切り替えた。

 ▼5位・武藤俊憲 今週からパッティングスタイルを変えたけど手応えはある。まだ打ち切れない場面もあるけど次の試合もこれを続ける。(68で回り10位から浮上)

 ▼11位・池田勇太 流れがつくれなかったというだけ。良くなる兆しは出てきた。次から俺にとっての本番。地元(千葉)で2週連続優勝したい。(日本オープン、ブリヂストンオープン制覇へ意欲)

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