アン・ソンジュ連覇！史上最速で１億円突破

沢口靖子（左）、ＹＯＳＨＩＫＩ（右）とともに優勝杯を手に笑顔のアン

ＳＡＮＫＹＯレディース最終日

（10月9日 群馬・吉井ＣＣ＝６６７４ヤード、パー７２）
　賞金ランク１位のアン・ソンジュ（２４＝韓国）が連覇を達成して、２年連続賞金女王に大きく前進した。首位から出て４バーディー、２ボギーの７０とスコアを伸ばし、通算９アンダーで今季４勝目、通算８勝目を挙げた。年間獲得賞金は昨年に続いて１億円を突破。出場１５戦目での１億突破は、０３年の不動裕理（１７試合）を抜く最速記録となった。古閑美保（２９＝京セラミタ）は通算１アンダーの２４位だった。
【最終Ｒ成績】

　２年連続女王を狙うにふさわしいアンの勝ちっぷりだった。前半は伸び悩んだが、終盤の勝負どころでいかんなく強さを発揮した。

　通算７アンダーで大城と並んでいた１６番パー４、先を行く大山が７アンダーでホールアウトしたのをリーダーボードで確認。「スコアを見て緊張したけど、打つ前に落ち着こうと集中し直した」とスイッチを切り替え、フェアウエーからの２打目は８Ｉで１・５メートルにぴたりとつけた。続く１７番パー３も７Ｉで３メートルにつけ、連続バーディーで一気に抜け出した。

　今季ツアー２７戦目、アンにとっては出場１５試合目で早々と賞金１億円を突破した。賞金ランク２位の横峯との差も約３１００万円まで広がった。表彰式では特別ゲストとして出席した「Ｘ　ＪＡＰＡＮ」のＹＯＳＨＩＫＩと記念撮影。熱狂的なＹＯＳＨＩＫＩファンの声援に「韓国でも有名だけどここまでとは思わなかった」と圧倒されつつ、「うらやましい限りですね。私も“アンちゃん”とみんなに呼んでもらいたい」とタイトルだけではない願いを語った。