「みんなで力を合わせて戦えた」理恵、涙の初切符

[ 2011年10月9日 06:00 ]

平均台で華麗な演技をみせた田中(中)は笑顔でハイタッチ

体操世界選手権第2日

(10月8日 東京体育館)
 最終演技者の寺本を迎え入れると、田中の大きな瞳から涙がこぼれた。「ロンドン五輪の切符を手に入れるために、この1年間やってきた。(飯塚負傷の)アクシデントがあったけれど、(寺本)明日香ちゃんがいい演技をしてくれた。みんなで力を合わせて戦えた」。自身初の五輪出場の権利を自分たちの力で獲得したことが何よりうれしかった。

 床運動でラインオーバーがあったが、4種目を大きなミスなくまとめた。個人総合予選では日本勢2番手の55・432点の19位。鶴見と並ぶ2枚看板の役割をきっちりこなし、1国2人の上位24人による決勝に15番手で、2年連続して残った。「まずは団体決勝。みんなでメダル狙えるかなあと話していた。5位より上に行きたい」。表彰台への欲も芽生えてきた。

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