日本記録に0・03秒差…福島、貫禄の大会新V2

[ 2011年10月9日 06:00 ]

成年女子100メートル決勝 11秒24の大会新記録でゴールする北海道・福島千里

国民体育大会「おいでませ!山口国体」第8日

(10月8日 山口県各地)
 陸上の成年女子100メートルは福島千里(北海道・北海道ハイテクAC)が自身の日本記録に0秒03差に迫る11秒24の大会新記録で2連覇した。成年男子100メートルは江里口匡史(熊本・大阪ガス)が10秒14の大会新で制し、ロンドン五輪の参加標準記録A(10秒18)を突破。山県亮太(広島・慶大)が10秒23のジュニア日本新で3位に入った。重量挙げの成年男子62キロ級でジャーク4連覇を狙ったアテネ、北京両五輪代表の山田政晴(群馬・群馬綜合ガードシステム)は4位だった。

 女子短距離界のエース福島が快走した。世界選手権の女子100メートルで日本人として史上初めて準決勝に進出。この日も6月に出した今季自己ベストに並ぶ11秒24で実力を見せつけた。日本記録まで0・03秒の好タイムで優勝したものの「自己ベストが出る体調、条件だったから、惜しかった」と悔しがった。

 リレー種目をのぞけば、これが今季最終レース。今季は100メートルの日本記録を更新できなったが「階段を上ると、どうしても踊り場がある。今年は踊り場ですが、来年はちゃんとやりたい」と五輪イヤーでの更新を誓った。

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2011年10月9日のニュース