古閑 会見で引退を正式表明「ズルズルやるのはいや」

[ 2011年10月5日 17:30 ]

今季限りでの引退を発表し、目頭を押さえる女子プロゴルフの古閑美保

 女子プロゴルフの人気選手で2008年の賞金女王、古閑美保(29)が5日、群馬県高崎市の吉井CCで記者会見し、今季限りでの現役引退をあらためて発表した。理由として「プロ入り当初から決めていた現役10年という区切り。手首の故障」の二つを挙げた。

 01年にプロ入りし、賞金女王獲得でトッププロの地位を固めた。09年に左手首を痛め、ここ3シーズンはわずか1勝(ツアー通算12勝)しか挙げられなかった。「故障がなければもう少し続けていたかもしれないが、性格的にズルズルやるのはいやだった」と、迷いのない決断だったことを強調した。

 明るい性格、率直な物言いでファンの支持も高く、スポーツ・コメンテーターへの転身などもうわさされるが、今後については「いろいろ勉強してゆっくり考える」と言うにとどめた。

 吉井CCでは7日からSANKYOレディースが行われ、古閑も出場する。引退の意思は9月27日に所属事務所を通じて明らかにした。

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2011年10月5日のニュース