遼くん大荒れ…２７位で賞金トップからも陥落

＜コカ・コーラ東海クラシック＞最終日の　７番、ティーショットを当ててしまったギャラリーに謝罪する石川遼

男子ゴルフツアーコカ・コーラ東海クラシック最終日

（10月2日 愛知県みよし市・三好カントリー倶楽部西コース＝７３１０ヤード、パー７２）
　ドライバーショットの乱れた石川遼（２０＝パナソニック）が２７位に終わり、賞金ランク１位から陥落した。５バーディーを奪う一方で、５ボギーに２ダブルボギーも叩き７６。通算２オーバーにスコアを落とした。７３でまとめたベ・サンムン（２５＝韓国）が通算７アンダーで逃げ切り、今季ツアー唯一の２勝目を挙げるとともに賞金ランク１位に浮上した。
【最終Ｒ成績】

　オールパーの第３日から一転、大荒れの最終日となった。１番パー４は第１打を右の林に曲げてダブルボギー。その後もショットが右に曲がり、４番パー４でも右のラフに入れてボギーを叩いた。「５ホールくらい（スイングの）トップの時の肩の入りが浅かった。１番からタイミングが合わなくてびっくりした。頭の中がこんがらがった」。

　練習場ではなかったドライバーショットのミスを修正しきれずアウトは３９。３バーディーを奪い復調したかに見えたインも、１６番でボギーを叩くと、１７番では第１打を左に曲げてダブルボギー、１８番では第１打を右に曲げて第２打を池に落とし、ボギーで終わった。

　ここ数試合、ショットに苦しんでおり、「良い時は無心で打つのに、きょうは１番からミスしたくなくて、こういうふうに打たなきゃと考えすぎた」という。今季初優勝どころか、２７位に終わり賞金ランクは５試合ぶりに１位の座から陥落。約１７００万円差の２位に後退した。愛知での男女両ツアー同時開催の中、「盛り上がる１週間に自分が加わりたかった。悔しさは大きい」とがっくり。それでも、「先週より調子は良くなっている。もっと練習に集中する」と最後は次戦でのキングの座奪回へ前を向いた。