囲碁棋士目指した異色の36歳 「野性の勘」でツアー初V狙う

[ 2011年9月30日 18:17 ]

第2日、通算8アンダーで首位の谷昭範

男子ゴルフツアー・コカ・コーラ東海クラシック第2日

(9月30日 愛知県みよし市三好カントリー倶楽部西コース=7310ヤード、パー72)
 36歳の谷が6バーディー(1ボギー)を奪って首位に浮上。「アプローチが良く、しぶとくパーが拾えた。出来過ぎです」と喜んだ。

 父親の仕事の関係で、台湾の台北市で生まれ育った谷。父の手ほどきで囲碁に夢中になり、中学入学を前に帰国。日本棋院の院生となってプロ棋士を目指した。しかし「体を動かす方が好きだった」ことと、プロゴルファーの姉・美稀子さんの影響もあってゴルフを選択。大阪・PL学園高を1年で中退、プロを志して米国などで武者修行した。

 囲碁と同様に理詰めのゴルフが理想かと思いきや「余計なことを考えすぎちゃうので、自分の中では囲碁は邪魔。もっと野性の勘というか、感性のゴルフがしたい」。ツアー初勝利を狙う36歳はそう語った。

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2011年9月30日のニュース