元NHL選手らも犠牲…スポーツ界最悪の事故に

[ 2011年9月8日 16:54 ]

 7日にロシアのプロアイスホッケーチーム「ロコモティブ」がチャーターした旅客機がモスクワ北東のヤロスラブリ州で離陸直後に墜落し、搭乗していた選手ら43人が死亡した事故は過去にスポーツのチームが巻き込まれた航空機事故では最悪のものの一つになった。

 AP通信によると、北米プロアイスホッケー、NHLのレンジャーズでロシア出身選手で初のスタンリー・カップを制したカルポフツェフ・コーチや、カナックスなどでプレーした元スロバキア代表主将のデミトラら10カ国の選手、コーチが犠牲となった。

 海外遠征などで団体で移動することが多いスポーツ界では、過去にも航空機事故で多くの命が一度に奪われる悲劇に見舞われた。

 サッカーでは1958年にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)の選手8人を含む23人が死亡した「ミュンヘンの悲劇」が有名。93年にはワールドカップ(W杯)予選でセネガルに向かう途上でザンビア代表の乗った航空機が墜落し全員が死亡した。61年にはフィギュアスケートの世界選手権(ブリュッセル)に向かう途中の米国代表が事故に遭い、チームの18人全員が死亡した例もある。(共同)

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2011年9月8日のニュース