IH「ロコモティブ」チャーター機墜落、43人死亡

[ 2011年9月8日 00:55 ]

7日、モスクワ北東ヤロスラブリ州の旅客機墜落現場の川岸で活動する救助隊員ら

 モスクワ北東のヤロスラブリ州で7日、同州に拠点を置くアイスホッケーチーム「ロコモティブ」がチャーターした旅客機ヤコブレフ42が離陸直後に墜落、炎上した。国営ロシア通信は地元当局者の話として、乗客乗員45人のうち43人が死亡したと報じた。2人は現場で救助されたという。

 ロシア非常事態省によると、同機は空港から約2キロの地点で墜落した。詳しい原因は不明。旅客機は滑走路をオーバーランしたとの情報もある。 ヤコブレフ42はソ連時代に開発された中距離旅客機。事故機は1993年就航で、老朽化していた。

 在ロシア日本大使館は、日本人は乗っていなかったことを確認した。

 ロコモティブはロシアで3度優勝した強豪。8日の試合のためベラルーシの首都ミンスクに向かう途中で、事故機にはチームの全員が乗っていた。

 プーチン首相は7日、レビチン運輸相を現場に派遣した。ロシア大統領府は7日、メドベージェフ大統領が8日、同州の中心都市ヤロスラブリでの国際政策フォーラムに出席するのに先立ち事故現場を訪れると発表した。(共同)

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2011年9月8日のニュース