義足のピストリウスが準決勝進出 「アンフェア」と憤る選手も

[ 2011年8月28日 18:02 ]

陸上の世界選手権男子400メートル予選に出場し、準決勝進出を決めた義足のランナー、オスカー・ピストリウス

 陸上の世界選手権男子400メートル予選に28日、両脚が義足で「ブレードランナー」の異名を持つ24歳のオスカー・ピストリウス(南アフリカ)が初出場し、45秒39の5組3着で準決勝に進出した。韓国・大邱の競技場は「オスカー」の大声援に包まれ、障害者スポーツの枠を超えた挑戦を温かく見守った。

 注目度はウサイン・ボルト(ジャマイカ)に肩を並べた。世界各国のメディアから1時間近く取材を受けたピストリウスは「ずっと今回のチャンスを待っていた。自分を誇りに思う。厳しいレースだったが、予選を突破できて感激だ」と喜びに浸った。

 出場資格をめぐって論議を呼んだカーボン繊維製の義足は、スタートではスピードに乗りにくい。だが「7年間、練習を積んできた走りを心掛けた」と鍛え抜いた上半身で腕を振り、後半はバネのように曲がる義足の反発力も使って加速した。

 国際陸連によると、同選手は健常者と比べて少ないエネルギー消費で走れるとの研究結果もあり、賛否の議論は尽きない。レース後「アンフェアだ」と憤った中米選手もいたが、同組1着だったクリス・ブラウン(バハマ)は「彼の挑戦を歓迎したい」と述べた。(共同)

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