野尻“指示無視”積極策も…5分遅れの19位

[ 2011年8月28日 06:00 ]

<女子マラソン>15キロ付近で先頭を走る野尻(右から2人目)

世界陸上第1日 女子マラソン

(8月27日 韓国・大邱 国債報償運動公園発着42・195キロ)
 序盤のスローペースで、野尻が8キロすぎから15キロまで約30人の集団の先頭に立ち、積極的にレースを引っ張った。

 「変にペースを落として下がるより、マイペースで行きたかった」。山下監督の「前に出るな」指令を“無視して”の積極策だったが、中間点を過ぎたあたりから遅れ初め、トップから5分遅れの19位。3年前にスキー距離からマラソンに転向し、わずか3年で世界選手権に出場した異色のランナーは「諦めずにやってきてこの舞台に立てた。ロンドン五輪に向かっていきたい」と次の目標を口にしていた。

  ◆女子マラソン
(1)キプラガト(ケニア) 2時間28分43秒
(2)ジェプトゥー(ケニア) 2時間29分0秒
(3)チェロップ(ケニア) 2時間29分14秒
(4)ベケレ(エチオピア) 2時間29分21秒
(5)赤羽有紀子(ホクレン) 2時間29分35秒
(6)朱暁琳(中国) 2時間29分58秒
(7)アンデション(スウェーデン) 2時間30分13秒
(8)王佳麗(中国) 2時間30分25秒
(10)中里 麗美(ダイハツ) 2時間30分52秒
(18)尾崎 好美(第一生命) 2時間32分31秒
(19)野尻あずさ(第一生命) 2時間33分42秒
(22)伊藤  舞(大塚製薬) 2時間35分16秒

[世]ラドクリフ(英国) 2時間15分25秒
[日]野口みずき 2時間19分12秒

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2011年8月28日のニュース