上野順恵 3連覇ならず…この日の日本勢は銀メダル一つだけ

[ 2011年8月25日 23:53 ]

女子63キロ級決勝でエマヌに敗れ、3連覇を逃した上野順恵(左)

 柔道の世界選手権第3日は25日、パリで行われ、女子63キロ級の上野順恵(三井住友海上)は1回戦から5試合を勝ち抜いたが、決勝で地元フランスのジブリズ・エマヌに延長の末、旗判定で惜敗して3連覇を逃した。前日までの2日間で金メダル5個を取った日本勢だが、この日は銀メダル一つだった。

 63キロ級で初出場の阿部香菜(三井住友海上)はキューバ選手との1回戦で左腕を負傷、棄権して敗退した。男子81キロ級は昨年銅メダルの高松正裕(神奈川・桐蔭学園高教)が初戦の2回戦で敗れ、中井貴裕(流通経大)も4回戦でアゼルバイジャン選手に負けた。日本勢がメダルなしの階級は今大会で唯一。優勝は昨年に続き金宰範(韓国)だった。

 ▽園田隆二・日本女子監督の話 上野とエマヌは大差ではない。でもアウェーでは、投げないと勝てない。来年のロンドンで金メダルを目指せる位置にはいる。

 ▽上野順恵の話 負けたことは事実。逃げずに前に出る柔道をやるだけだった。自分としては優勝したかったが、(決勝まで)勝ち上がれたことを前向きに考えたい。

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