京阪神の3マラソン 経済効果は83億円と試算

[ 2011年8月25日 18:54 ]

 関西経済連合会と関西社会経済研究所は25日、2011年度に京都、大阪、神戸でそれぞれ初開催されるマラソン大会について、関西全体で計82・8億円の経済波及効果があるとの試算を発表した。

 ランナーや応援者の宿泊費、飲食費や土産物代などから算定した。内訳は大阪マラソンが43・4億円、神戸が23・2億円、京都が16・2億円。大阪、神戸は前日にイベントがあり経済効果が大きくなるという。

 同研究所の武者加苗リサーチフェローは「有名人のランナーが走れば沿道の観客が増え、効果が上乗せされる可能性もある」と話している。

 また、関経連などは、近畿2府4県と福井県における成長産業の市場規模推計も発表。医療は10・5兆円、環境が9・1兆円、観光が2・3兆円で、経済波及効果も他の産業に比べて高いとしている。

続きを表示

2011年8月25日のニュース