調査不備で解雇不当を主張 元蒼国来の地位確認訴訟

[ 2011年8月25日 17:47 ]

 八百長問題で日本相撲協会を解雇された元幕内蒼国来の恩和図布新氏(27)=中国出身=が協会を相手に、力士としての地位確認などを求めた訴訟の口頭弁論が25日、東京地裁で行われ、原告側は調査の不備などを訴え、解雇は不当と主張する準備書面を提出した。

 準備書面では、恩和図布新氏が八百長に関与したと証言した元春日錦と元恵那司の供述は不正確な記憶などから信用できないとし、両者が連絡を取りながら供述した可能性が濃厚と指摘した。

 恩和図布新氏の代理人は「なるべく早く進行させたい。今後の証人申請では元春日錦や元恵那司の出廷を求めることになると思う」と話した。

続きを表示

2011年8月25日のニュース