主力温存も高校生・長岡が奮闘…隼ジャパン準決勝進出

[ 2011年8月25日 06:00 ]

<日本・インド>第4クオーター、リバウンドを奪う長岡

バスケットボール女子ロンドン五輪アジア予選兼アジア女子選手権第4日

(8月24日 長崎・大村市体育文化センター)
 1次リーグを行い、2大会ぶりの五輪出場権獲得を狙う世界ランキング15位の日本は79―51で同41位のインドを下し、3勝1敗で準決勝進出を決めた。大神雄子(28)、渡嘉敷来夢(20=ともにJX)ら主力を温存した日本は長岡萌映子(17=北海道・札幌山の手高)がチーム最多の19得点と活躍。第1クオーターからリードし快勝した。日本は25日の1次リーグ最終戦で同8位の中国と対戦し、27日の準決勝でも中国と当たる。今大会は優勝チームが五輪切符を獲得する。

 格下のインドを相手に大神、渡嘉敷らの主力を休ませた日本で、ただ一人の高校生、1メートル80の長岡がともにチーム最多となる19得点、14リバウンドの活躍。中川監督を「これぐらいリバウンドに絡んでくれたら」と喜ばせた。

 高校ではセンターだが、初選出のフル代表ではフォワードとして使われている。違うポジションに戸惑う様子もなく、開始早々に3点シュートを決めると、前半だけで9リバウンド。リングに向かうドリブル突破と外からのシュートを状況によって使い分ける器用さも光った。

 昨年は高校2年生で出場したU―17世界選手権で得点ランキング3位となり、日本の5位に貢献した。14リバウンドには「コーチ陣に15本が目標と言われていたので、1本足りなかったのが悔しい」と言ってのけた。頼もしい新鋭の出現に、中川監督も「アジアもレベルが上がって、簡単な試合にはならない。長岡が頑張ってくれた。残りの試合もチャンスがあれば起用したい」と期待を膨らませていた。

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2011年8月25日のニュース