中村 日本人対決制し世界一!中矢、佐藤は初優勝

[ 2011年8月25日 01:03 ]

女子52キロ級決勝で、西田優香(左)を破り優勝した中村美里

 柔道の世界選手権第2日は24日、パリで男女3階級を行い、女子52キロ級決勝は22歳の中村美里(三井住友海上)が前回覇者で25歳の西田優香(了徳寺学園職)との日本勢対決を優勢勝ちで制し、2年ぶりの金メダルを獲得した。

 男子73キロ級決勝は5試合連続一本勝ちなどで勝ち上がった22歳の中矢力(東海大)がデクス・エルモント(オランダ)に優勢勝ちし、初出場で優勝。2連覇を狙った秋本啓之(了徳寺学園職)は中矢に準決勝で敗れ、3位決定戦もウズベキスタン選手に優勢負けした。

 女子57キロ級は2007年銅メダルの27歳、佐藤愛子(了徳寺学園職)が決勝でラファエラ・シルバ(ブラジル)に一本勝ちし初優勝。準決勝で佐藤に敗れた昨年優勝の松本薫(フォーリーフジャパン)は3位決定戦でドイツ選手に勝ち、銅メダルだった。

 日本勢は2日間で金メダル5個を獲得する好スタートとなった。

 ▼西田優香の話 悔しい。でも(準決勝まで)しっかり一本を取れるところはアピールできたと思う。集中して、全部一本を取りに行くつもりで試合ができた。

 ▼園田隆二・日本女子監督の話 二つの金メダルは結果としては満足。52キロ級は互いに厳しい戦いだった。決勝で負けた西田もしっかり投げて、それまで勝ったのは大収穫。佐藤はよく頑張った。表彰台の涙は本物だ。

 ▼篠原信一・日本男子監督の話 中矢は寝技と立ち技を連係させながら持ち味を出し切った。秋本もチャンピオンになる力はある。(共同)

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2011年8月25日のニュース