前半猛チャージ、後半球ブレーキ…池田45位終戦

[ 2011年8月16日 06:00 ]

通算5オーバーの45位に終わった池田勇太(左)は厳しい表情でホールアウト

USPGAツアー第93回全米プロ選手権最終日

(8月14日  米ジョージア州ジョンズクリーク アトランタ・アスレチック・クラブ=7467ヤード、パー70)
 前半の快進撃と後半の急ブレーキ。スコアの浮き沈みと同じように池田の落胆は大きかった。「まあ下手です。バーディーを取りにいって3パットしてちゃ、ただのバカです」と吐き捨てた。

 出だしの1番でバーディーを奪うと、4番からは4連続バーディーと絶好調。43位からのスタートだったが、前半だけで4つスコアを伸ばし、メジャー自己最高位(昨年マスターズの29位)の更新どころか、来年の出場権が得られる15位以内も狙える位置まで浮上した。ところが10番で7メートルを3パットしてボギーとすると、11番も3パットで連続ボギー。その後もスコアを落とし、前半の好プレーを台無しにした。

 それでも、今大会の賞金を加算して、海外メジャーを含む日本ツアーの獲得賞金は約5730万円となり、約5700万円の石川遼をかわして2位に浮上した。現在のところ12月のシーズン最終戦まで空き週はない。先月の全英オープンから21週連続出場を予定している。長い道のりはまだ始まったばかり。この鬱憤(うっぷん)をぶつける機会はたくさんある。

続きを表示

2011年8月16日のニュース