津波で水没の土俵復旧…玉ノ井部屋力士“恩返しを”

[ 2011年8月12日 06:00 ]

 東日本大震災発生から5カ月となる11日、被災地の福島県相馬市で夏合宿を行っている玉ノ井部屋の力士たちが秋場所での恩返しの活躍を誓った。

 合宿で利用していた土俵は津波で水没したが、地元の援助もあって完全復旧。秋場所で新入幕が濃厚な十両・芳東は「一時は合宿は無理かと心配していたのでありがたい。今度は自分たちが土俵で頑張って勇気づけたい」と前を向いた。

 芳東が昇進すれば、02年の部屋創設後初めて幕内力士が2人となる。この日、相馬入りした玉ノ井親方(元大関・栃東)も「しっかり稽古して秋に備えたい」と話した。

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2011年8月12日のニュース