78年ぶり早大出身関取誕生 直江改め皇風ら9人が十両昇進

[ 2011年7月27日 10:18 ]

新十両に昇進し、ポーズをとる直江改め皇風。左は尾車親方

 日本相撲協会は27日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月11日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、9人の十両昇進(新十両6、再十両3)を決め、発表した。

 八百長問題の影響で削減された関取4枠(十両2、幕内2)を元に戻すことに伴う大量昇進で、相撲協会広報部によると、9人の昇進は、戦後では八百長関与力士が土俵を去った穴を埋めた先場所を含む過去2度の13人、1947年秋場所の10人に次ぎ、48年夏場所などと並ぶ多さ。

 新十両では、直江改め皇風(24)=東京都出身、尾車部屋=が早大出身として78年ぶりの関取となった。日体大出身の千代桜(23)=東京都出身、九重部屋=は初土俵から所要8場所で、年6場所制になった1958年以降初土俵で4番目のスピード出世(幕下付け出しを除く)。同じ九重部屋の千代嵐(20)=千葉県出身=も同時に昇進した。

 このほか、琴勇輝(20)=香川県出身、佐渡ケ嶽部屋=、旭秀鵬(22)=モンゴル出身、大島部屋=、飛翔富士(22)=兵庫県出身、中村部屋=が新たに関取になった。

 再十両は鳰の湖(24)=滋賀県出身、北の湖部屋=、元幕内の里山(30)=鹿児島県出身、尾上部屋=、北勝国(26)=、山形県出身、八角部屋=。右手首のけがで落ちていた北勝国は昭和以降で初めて、番付外からカムバックした。

続きを表示

この記事のフォト

2011年7月27日のニュース